白薔薇と黒薔薇
ふわっと降りたったのは、白薔薇の庭園
噴水からの水滴が陽の光を浴びてキラキラ輝く。
白音以外の誰もいなかった。
「ふーっ!………疲れた。」
互角にカシベルとやりあったものの、やはり男と女で体力の差が出てきている。
もうすぐ白音よりも強くなる
噴水の近くにあった椅子に腰掛けて、前のデーブルに手を乗せて、うつ伏せになる、
しばらくすると、微かな音が聞こえてきた。
コンコンっ!
コンコンっ!
規則的な音
そーっと目を開けてみると、
「ぁ…………小鳥…さん?」