白薔薇と黒薔薇
シュツ!
魔法が輝き、白音の姿が一瞬にして消えた。
「お願いね………白音」
まるで星空の中をくぐるような感覚
すっと辿り着いたのは、大きな玄関
白薔薇の宮廷よりも豪華な入り口
「やぁ〜白音っ!
来てくれて嬉しいぞー!!」
目の前にいるのは、とても豪華な赤い服を着たマハブリード。
「よーこそ!城へ!!」
にっこり微笑んで手をぐいっと引っ張る
「カシベルも雪子もいるじゃないか!
やっぱり白音の護衛は2人だよね
さすが〜
まぁ、楽しんでくれよ!」
カシベルの背中を叩きにやっと笑う。
「白音様こちらです。会場ではすでにパーティーが始まっております。
カシベル、雪子、
よろしく頼むぞ。」
白いスーツに身を包む、顔はとてもカシベルにそっくりのアサベル
真っ黒な瞳はキラリと光る
アサベルに一礼するカシベルと雪子。
「白音綺麗だな〜
ますます白百合に似てきた!
旦那候補が続出するなww」