君が見た秋の空
響子なら笑っているはず…



人前では、どんな辛い時でも響子は笑っていた。むしろ逆風が吹けば吹くほど弱音は吐かない人間だった。



俺は、生きている…
響子や瞬の分まで、生きよう!!


俺が2人の分まで笑おう!



どんな辛い事も笑って乗り越えられるだけの強さを持とうと強く心に刻み込む。



一生懸命努力して誰かのために生きれば、必ず笑っていられると信じて・・・。



義之の心は、空のように澄んでいた。



空を見上げると響子や瞬の顔が見えた。



「もう大丈夫だから、空から俺を見守っていてくれ。」



そう呟くと、笑顔で歩き始めた。



響子や瞬のように誰かを救える人生への一歩目を歩き出した義之。





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