君が見た秋の空
義之は、はしゃいでいた。



自分が、副班長という立場を忘れるぐらいだった。



班行動は、普通に大人しくしていたが、自由時間と夜の就寝前の自由時間は、かなりハメを外す義之。



そして、事件は起きた…




就寝時間を過ぎても騒いで遊んでいた義之達は、見回りの先生に捕り廊下で正座させられていた。


2時間後、解放された義之達であったが義之だけは先生に引き止められる。



「お前は、副班長でもあるんだぞ!」



「お前が、ルールを破ってどうする!」



もう反省しているから勘弁してくれぇ~



と、思う義之。



しかし、先生の小言は続く。



長い……
まだ続くのか……
もう反省したって……



最初は、真面目に聞いていた義之だったが段々だれてきた。



その様子に気付いた先生が静かに言う。



「ちょっと来い。お前に見せたいものがある。」
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