君が見た秋の空
第3章 人生の転機
小さな幸せ
義之は、にやけそうになる顔を必死に我慢していた。
いや、正確には、にやけていた。
響子に見えない様に気づかれない様に、にやける義之。
真正面には響子がいる。
それだけで嬉しかった。
小学校の修学旅行以来の接近…。
これから暫く学校で毎日顔を合わせられる…と思うと、嬉しさと緊張でろくに顔さえ見れない。
給食の時間になると、机を向かい合わせにするので、堂々と響子の顔を見る事が出来る。
とはいえ、恥ずかしがり屋の義之は、なかなか顔を見る事が出来ない。
最初の頃は、殆ど下を向きながら黙々と食べる。
響子に話しかけられてから徐々に自然と見れるようになる。
普通に接する様になった義之にとって、給食の時間は、給食のデザート以上に楽しみだった。
給食の時間以外でも会話をする回数も増えてきた。
「昨日のテレビ見た?」
「あれ可愛いよね〜」
何気ない会話だが、以前は何処か壁を作っていた義之。
それが無くなり自然体で話せるようになり今までの倍以上に楽しくなる。
響子の笑顔は最高だった。
義之は、響子と時間を共有する幸せを感じていた。
いや、正確には、にやけていた。
響子に見えない様に気づかれない様に、にやける義之。
真正面には響子がいる。
それだけで嬉しかった。
小学校の修学旅行以来の接近…。
これから暫く学校で毎日顔を合わせられる…と思うと、嬉しさと緊張でろくに顔さえ見れない。
給食の時間になると、机を向かい合わせにするので、堂々と響子の顔を見る事が出来る。
とはいえ、恥ずかしがり屋の義之は、なかなか顔を見る事が出来ない。
最初の頃は、殆ど下を向きながら黙々と食べる。
響子に話しかけられてから徐々に自然と見れるようになる。
普通に接する様になった義之にとって、給食の時間は、給食のデザート以上に楽しみだった。
給食の時間以外でも会話をする回数も増えてきた。
「昨日のテレビ見た?」
「あれ可愛いよね〜」
何気ない会話だが、以前は何処か壁を作っていた義之。
それが無くなり自然体で話せるようになり今までの倍以上に楽しくなる。
響子の笑顔は最高だった。
義之は、響子と時間を共有する幸せを感じていた。