君が見た秋の空
義之は、心に硬く誓った。


瞬よ、俺は平凡だったり、しょーもない大人になっているかもしれない。


誰かに尊敬されず、慕われず愛されない人間になっていたとしても、お前が見ることが出来なかった未来を捨てない。



お前が、どんな状況でも諦めなかった強い心を引き継ぐ!!!



生きたくても生きれなかった人間がいる。それは、貧困な地域に行けば当たり前かもしれない・・・。



それを、間近で経験した事で生きる強い意志を持った義之であった。



生き残った俺は精一杯生きよう!
さらば!戦友(とも)よ!!!



闘病生活の中で、知り合った人達は、同じ戦場で戦った仲間のような感覚であった。



まだ、闘病している人が回復することを祈り病院を後にした。


病気が発覚してから約1年半…短いようで長く感じた。



学校に登校すると、クラスメイト全員から質問攻めにあう。



手術から無事生還した義之は、英雄のような扱いだった。担当の先生がバラしたのを知らない義之はビックリする。


この手術をきっかけに、女子との溝も殆ど無くなる。



中3であった為、残り少ない学校生活を謳歌した。
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