君が見た秋の空
入学する事になってから調べてみたら、野球が強い印象のない成績の高校。



しかし、さすが私立高校だけあって専用グラウンドがあった。



とりあえず、全くの弱小高校では無いな・・・という印象だった。



入学式を済ませると直ぐに仮入部した。


練習初日から義之は度肝を抜かれた。



学校から専用グラウンドまでの約2kmを走る。



スピードが早くビックリした。



受験勉強でなまっていた体では着いて行くことも出来ない。



その後も、レベルの違いを見せつけられて練習は終わった。



これが高校野球かΣ(゚д゚lll)
弱小チームか?これ?


義之は、自分の考えが甘かった事とリサーチ不足を痛感した。



県内でも有名なスパルタチームだった。
軍隊野球と呼ばれるチームでの3年間の始まりだった・・・。



体力を使い果たした義之は寝転び空を見上げる。



見ているか?瞬…



俺は、お前の分まで頑張るぞーー!
空を見上げながら叫ぶ義之。
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