人生終了ゲーム センタクシテクダサイ



そんな菜穂ちゃんの言葉に小城さんは

答える様子がないようで、ただ下を向いている。


小城さんは菜穂ちゃんの事が怖いのかもしれない。


仮に、センタク者が優位な立場だったとしても

いじめられて、反撃できないで黙っている毎日を繰り返していたんだ。

いきなり立場が変わったところで反撃なんかできないだろう。


「ちょっと!黙ってないで何とか言いなさいよ!」


しかし、菜穂ちゃんはそんな小城さんの態度にイライラしたのか

いつものように強い口調で責め立てた。





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