人生終了ゲーム センタクシテクダサイ



「あの時はもうこんな場所にいるなら、死んだ方がマシだと思った。

クラスでも馴染めてないのは分かってたし、

利用されてたことも分かってた。

私は正直、このクラスが嫌い。


それでも委員長をやってこれたのは、やっぱり元木さんがいたから」


あの時、ボタンを押さずに

自分の死をセンタクした元木さん。


委員長は元木さんの事を尊敬していると言っていた。


「元木さんがいたから変われたし、

頑張れた。

どんなに自分に不利になろうと、自分のポリシーを変えずに生き抜いた

彼女は本当に素晴らしかった。」


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