人生終了ゲーム センタクシテクダサイ



「それで?キミは一体何が言いたいんだい?」

伊藤くんがそう問いかけると

委員長は言った。


「尊敬している彼女の意思を次ぐ」


その言葉を聞いていた佐々木くんは慌てて言った。


「お、おいっ!

まさか真似事するって言うんじゃないだろうな!」


それは誰もセンタクしないということ。


だけど、そんな事したら

委員長は死んでしまうし、

私達はずっと伊藤くんの恐怖に怯えていかなければならない。


しかし、


「そうよ、真似事よ。

このゲームは間違ってると思った。

だったら私も誰も殺さない。

もう周りの意見に流されながら決めるのは嫌なの」


委員長はこっちの方が大事だと思ったのかもしれない。


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