人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「それでも……!
どんな理由があっても人の事を殺してはいけない。」
その力強い目を、私は直視することができなかった。
そして委員長は桃ちゃんをみる。
「須藤さん、分かる?
私は佐々木くんの言うとおり弱々の委員長。
周りの意見にずっと流されながら生きて来た。
でもね、私……少しあなたに同じオーラを感じてた。
弱虫って呼ばれている須藤さんと似てるんじゃないかって思ったの。
だからあなたに見ていてほしい。
私が変われるんだって所。」
その意思は桃ちゃんに伝わったんだろうか。
桃ちゃんはうつむいて、何も言わないため
分からない。