人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
現在の残り人数は6人になった。
人がどんどんと少なくなっていくことに
精神的にもやられている今
桃ちゃんは帰って来た伊藤君のことを迎え入れた。
こんな関係でも2人でいる事っていいな
と思ってしまう。
誰かがいる。
たったそれだけで、救われる気持ちがあった。
だけど今の私には、もうそれはない。
そんな事を考えていると、ポンポンと誰かに声をかけられた。
「星名さん、一緒にいない?」
そうやって話しかけて来たのは、
クラスでも静かな小木さんだった。