人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
少し恐怖を感じながらも、いやこれはきっとただの脅しだと思っていた。
「今からドアを完全に封鎖する。」
男がそう言った時、
「ちょっと待てよ」
学級委員の木全庄司くんは言った。
「俺はこんな事に参加しない。
拳銃?それが本物なわけないだろ?」
そうだ。誰かがそうやって言ってくれることを待っていた。
本物なわけがない。
「システムだか何だか知らないが俺は出ていくよ」
窓に向かって歩き出す木全くんに、男が銃を向ける。
脅しだ、絶対に、本物なわけあるもんか。