人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


佐々木くん……。

そんな佐々木くんの死を気にすることもなく

伊藤君は言う。


「汚いな、血が付いたじゃないか」

銃弾を受けた時に飛び散った佐々木くんの血が

細かく伊藤くんに付いていて顔をしかめながら拭いている。


人の死よりも自分。

伊藤くんはとことん悪魔だと思った。


その時、また画面が付いて男が現れた。


「ゲームはこのまま続行する。

しかし、ボタンの種類を少し変更しよう」


変更……?

そう疑問に思っていると男は説明を始めた。

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