人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「桃は弱虫なんかじゃないんだ。
あんな委員長と一緒じゃないさ」
伊藤くんの言葉を受け入れて、伊藤くんの言葉しか信じない。
「そう、私は一人じゃない……
一人じゃない……」
そうやってぶつぶつと言いながら桃ちゃんはボタンを押した。
心の準備もまだにして桃ちゃんは呪われたかのように
笑顔でボタンを押した。
「ボタンガセンタクサレマシタ」
もう押したんだ。
自分の命なんてどうでもいいって事なのか
それとも死ぬことすら怖くなくなっちゃった
そう思いながら画面を見た時
【全壊】
私はその表示を見て、声が出なくなった。