人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
全壊!!!!?
どういう事!!!?
「おい、っ桃!どういうつもりだ!
さっきの言葉と違うじゃないか」
伊藤くんは画面を見て、慌てだす。
彼の慌てた表情を見たのは今が初めてだった。
「だって……、だってさ……」
桃ちゃんは笑顔を崩さない。
「さっきの言葉で気付いちゃったの。
私が死んだら伊藤くんに会えなくなっちゃう……。
一人になっちゃうんだもん」
桃ちゃんはにっこりと笑っている。
こんなの笑う所じゃないのに笑っている。
「一緒にいたいの。
私……伊藤くんが居なきゃ強く生きていけない
だからね。伊藤くん。
一緒に死のう?」