人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「あなたは、ゲームを終わらせるために
自分が死ぬなんてことはしない」
カタカタと手が震えだすのは、
選ばれたことの恐怖からか
それとも疑いの目を向けられた恐怖からか
どちらにしても正常ではいられなかった。
ドクン、ドクンと心臓は大きく鳴り
呼吸に合わせて私は肩を動かす。
「意味分からない……
約束、破ったのはそっちでしょ……?」
裏切られた、悔しい。
どうして。
だんだんと鼓動が速くなる。
このままだと死んでしまう。
どうしよう、どうしよう。