人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
頭の中がだんだんともうろうとしてきた時、
小木さんは言った。
「あなたは、初めっから
自分は死ぬ気なんかないの!
私達を騙して、どちらかを殺そうとした。
間違いないわね?」
何言ってるの?
意味分からない。
ははっ、騙したって何?
「そんな……じゃ、ない」
「きっとどこかのタイミングで私達どちらかのボタンを押した
そうでしょ?」
ガンガンと頭が叩かれる気がした。
ぎゅっと目をつぶり考える。