人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「それではゲームを始めよう」
学級委員の木全くんが死んでしまったことにより、
この男に反抗する人はいなくなった。
みんないつ殺されるか分からないと、怯え、声を出すことも出来ないでいた。
「このゲームが始まったら、私はこの教室から出て
別室のモニターで監視することになってる。
そして、このゲームは
わが国の全地域でネット放送される」
あり得ない。
こんな人殺しのゲームを全地域で流すなんて。
政府はどうなっているんだ。
そうやって思っていても、口に出すことは出来ない。