人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


ナイフは私のお守り。

こいつがあれば、ストレス発散だって出来るし

自分だって守ってくれる。



「うあああああああ!」

私は大きな声で叫んで拘束ベルトを切ろうと振りかざした。

コイツさえ、切れば

ゴム製なら切れる。


そう思ってたのに……


「何で!何で手が動かないんだよ!!」

私の手は拘束ベルトの手前で止まったまま


動け!切れ、早く!!


力を入れているのに、プルプル手が震えるだけだった


「何で……っ何で!」


「やっぱりそうね。」
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