人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「お前の絵……キレイだな」
それは思わず声に出してしまうほど。
しかし、小木は俺の言葉に振り向くことなく言った。
「そんな事ない。」
本人はこの絵に満足がいってないのか
それともただ感情をあらわにしないだけなのか
褒められても、特に反応なし。
「いや、でも目を奪うよ。」
実際俺も、この場で足をとめている。
「沈まない?私の絵を見てると
悲しくならない?」
小木はこっちをみることは無かったが
少しは会話をする気になったらしい。