人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


絵をみていると、確かに暗い色ばかり使われているが


「そんな風には思わないよ」


一生懸命書いた絵を見て、暗い気持ちになるなんて事はない。


「私は自分の絵……

あまり好きじゃないの。

息がつまりそうになる」


そうやって悲しそうな横顔を見せた小木に

俺は驚くことを言っていた。


「一緒にコンクールに出ないか?

共同部門で」


自分でも何を言ってるんだろうと思った。


何を考えているのか分からないコイツと

一緒に絵をかくなんて。






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