人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


まだ自分の作品も終わっていないため、

コイツと一緒にコンクールに出るなら


個人のコンクールは辞退しなければならない。


それでも


「一緒に書きたいんだけど」


俺はそれを言った。


その時は本当に衝動的だった。


「……いいわよ」

すると小木も、意外なことに


少し考えて俺の提案を呑んだ。


それから、

俺たちは毎日美術室に残り一緒に絵をかくようになった。


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