人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「歩いている人を惹きつける
キレイな絵だ。
それに明るいのを加えれば……」
自由に筆を遊ばせて
色をのせて行く。
「見ている人を楽しさに導いていく絵になる」
「ホント……
一気に変わるのね……」
小木の涙は見ないフリして
「やってみろよ。
好きなように明るい色をのせて見ろ」
そう言うと、小木は何かをふっ切ったみたいに
明るい色を綺麗にそせてきた。
「ほら、楽しくなった」