人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
「やった。本当……嬉しい……」
涙をこぼす小木を今度は見ないフリしない。
「なぁ、小木」
真剣に見つめて俺は言った
「俺、お前が好きなんだ」
風が吹く、時が止まる
少し驚いた顔をしてから、真剣な表情で言うお前の顔は
「……ごめんなさい」
少し寂しそうだったのを覚えている。
その日から俺たちはまた
何事も無かったかのように別々の生活に戻って行った。
もう話さない。
もう笑わない
その生活にー。