人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


「だからお前はコンテスト以来俺から距離を置いたのか?」


俺がそう聞くと、小木は首をふった。



「勘違いしないで。

別に、それが理由なわけじゃない。

そもそもコンテストが終わったんだから

あなたと一緒にいる意味がないじゃない


もう賞も取れたし十分でしょ?」


そうだったな。

小木はこういう奴だった。


冷淡で誰とも関わろうとしない


それでいて……。


……うん、だったらいいよ

俺もそうする。


「そうだな

俺も告白した後

何でこんな奴に告白したんだろうって思ってた

どうやら俺はあの時、血迷ってたらしい」





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