人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


「ひどいこと言って……っ

私があなたをセンタクしたふりをすれば

あなたは私を選んで生き残れると思った。

2人で死ぬくらいなら……

あなたには生きててほしかったのに……っ」


冷淡で、感情をあまり見せない小木の姿はない。

だって変わったもんな、お前。


「俺だって同じだよ。

お前には生きていてほしかった

でも……

2人で同じこと考えるなんてな

俺たちもバカだな。」


2人して、お互いのこと考えて

結局2人して死ぬ羽目になるなんてバカすぎる。


だけど安心した……。

このまま死ななくて良かった。






< 303 / 318 >

この作品をシェア

pagetop