人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


「このシステムはね。

細工がしてあったの。

それは、自分の事をセンタクした人だけが

生き残れるシステムになっていたこと。」


なるほど、だから2人が……

という事は啓祐も生きているのか?


「だけど、残念ながら藤田くんは生きていないわ

彼の場合ボタンを押しそびれただけ

自分の意思で自らの死を選んだ人だけ助かっているの。

裏でシステムを動かしていたみたいね。


センタク者がボタンを押さない場合床の穴に落ちる

私も針のある穴に落ちて行くんだと思ってたけど


落ちた場所はクッションの上だった。

それで疑問に思っていると男がやってきてこの事を説明してくれた。


それからはずっと、ゲームの様子をモニターで見ることを言われたわ」



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