人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


「だけどね、

今後またこのゲームが行われるかもしれない。」



小木の言葉に俺たちは神妙な顔になった。


「こんなゲーム、2度と行っちゃいけない

もう2度と

誰かの犠牲で何かを分からせることなんてしてはいけない。


それが残された私達が伝えていかなくちゃいけないことだと思うの。」



多くのクラスメートの死を見て来た。


多くのクラスメートの涙を見て来た。


その中にあった感情は


恨みであったり、羨望であったり、

隠しているものであったり、愛であったり


さまざまだったけど


それでも一緒に過ごしていた仲間だったんだ。
< 312 / 318 >

この作品をシェア

pagetop