人生終了ゲーム センタクシテクダサイ


明日もまた、一人、この中にいる誰かがいなくなってしまうのかと

考えると恐怖から言葉を発することすらできなかった。


そして、眠れぬ夜を過ごした次の日


朝ご飯が支給され、少したったところで

その時はやってきた。


「ゲームヲカイシシマス」

モニターがバッと映り、機械音が聞こえ出す。

1回目とは違い、みんなはその音にびくっと体を震わせた。


怖い、選ばれたくない、死にたくない。


みんなの心の声が分かる。

だって私も、そうやって思っているから


「ダイ2ゲーム、3人ヲランダム二エラビマス。」


しかし、機械は止まることなく動き出した。
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