人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
そしてそうやって小さくつぶやいたのは
センタク者の藤田啓祐くんだった。
「啓祐がセンタク者かよ……」
今回は1回目のように特別な状況はない。
佐渡くんが啓祐くんと特に仲がいいということは無いし
西くんと特別仲がいいということもない。
ただ、問題があるとすれば……
「啓祐が誰かを殺すとこなんか見たくねぇよ」
これだった。
啓祐くんはクラスの代表的存在だった。
いっつもこのクラスをまとめてくれて頼りある人。