人生終了ゲーム センタクシテクダサイ



クラスの子達がケンカしそうになったら仲介に入ってくれたり

みんなの意見をまとめてくれたり

常にこのクラスを指揮してくれた。


とても元気っこで誰とでも仲良くなれちゃうから

たぶん、このクラスで啓祐くんのことを嫌っている人はほとんどいないと思う。


そんなクラスの人気者である

啓祐くんが誰かを殺すセンタクをする所なんて


見たくない。


「シテイバショにイドウシテクダサイ」

しかし、ゲームは嫌でも始まろうとしていた。


1回目に比べ、要領が分かっている分怖さは増す。

震える足で自分の指定された場所に向かう3人を

私はうずくまりながら見ていた。
< 46 / 318 >

この作品をシェア

pagetop