人生終了ゲーム センタクシテクダサイ
イスに座ると、ベルトが伸びてきて3人の体を拘束するが
今度はそれに反応する人はいなかった。
「センタク者ハ、今カラ1ジカンイナイにボタンをオシテクダサイ」
ついにまた、
この最悪のゲームが始まってしまったー。
啓祐くんはどっちをセンタクするんだろう
考えたくはない。
不安気な目で彼を見ていると
「…………。」
啓祐くんは開始から10分たっても何も話さなかった。
ずっと沈黙して、下を向いている。
いつもよくしゃべる啓祐くんも誰かを殺す判断をするのに
震えてしまっているのかもしれない。
そうやって思った時、西くんが話はじめた。