偽り彼氏は謎だらけ♡


「今日文化委員の4時10分から3年4組の教室で集まりがあるんだけど、伝え忘れてたからもう一人にも伝えてきちんと行ってね。」

「わかりました。」

「じゃあお願いしますね。」


騒いでる二人はおいといて…


えっと、確かもう一人の文化委員は竹内さんだったよね?


「竹内さん、文化委員のことなんだけど…」

「あ!私、風紀委員とかけもちしてたから、春乃君に変わってもらったの。」


え…


なんでよりによってあいつ…


いつもごとく女の子に囲まれてて。


はぁ……


あの中に入っていくのつらいな、


でもま、いくか…


「はっ春乃君…」

「本城さん?何か用?」

「あ、うん。今日の4時10分から文化委員の集まりが3-4であるから…」

「うん!わかった。」


あれれ?


すーーーーっごく愛想いいんだけど。


あれは気のせいだったのかな?


低血圧で朝は機嫌悪いとか?


んなわけないよな。


かっこいいし、あんなキラキラした笑顔してれば、女子がきゃあきゃあいうのも納得だよね。


てか、さっきからまわりの女子の目が痛い。


殺気混ざってる。


邪魔者はさっさと消えろってか。


はいはい、お邪魔しました。


「ねぇ~、春乃くぅ~ん。」


あんなあまったる~い声一日中聞いてて頭痛くならないのかな?


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