偽り彼氏は謎だらけ♡
「そんな驚くことじゃねぇよ。お前も似たようなもんだろ?」
「うん…。あっえ?何で知ってんの?」
いやいやいや、彼は一体何者?
あーーーー、何故ばれている?
やばい。
どうしようどうしようどうしよう。
「なんで知ってんの?って、顔見ればわかんだろ。あのキラキラした笑顔は本物じゃない。」
なななっ!!!
「でも春乃君もすごい変わりようだね…。」
「変わんなかったら隠してねぇだろ。」
「そっか。いいの?私なんかにみせて。」
「いいよ。別に雅だし。」
なんだそれ、同類ってこと?
「どういうことよ?」
「…………」
なんで無視なのよ!!
ムカムカムカっ!!
そこからは無言で作業してた。
キーンコーンカーンコーン
もう下校の時間か。
どうしよう、まだまだ残ってるのに。
「しかたない。明日も残ってやるか。」
「そうね。」
かばんを持って学校を出た。