偽り彼氏は謎だらけ♡


「み、雅っ!春乃君、ちょっと雅かりるね?」

「あ、うん。じゃあね、本城さん。」


そのままひなこに引っ張られて、ハルと3人で空き教室へ。


「なんでなんで?雅、春乃君と付き合ってるの?」


言ってもいいのかな?


でも、二人には嘘つきたくない…。


結局、本当のことを言うことにした。


お互いカモフラージュだということ、一緒に文化委員だったこと。


だけど、春乃君の本性はいわなかった。


言う必要もないよね?


「なんだー、別に好きなわけじゃないんだね。じゃあ、もしどっちかに好きな人ができたら別れるんだよね?」


あ……。


そこまで考えてなかった。


「うん。たぶん……?」


すると、そこまで黙っていたハルが口を開いた。

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