偽り彼氏は謎だらけ♡


教室に入ると彼の紹介がはじまった。


「ロンドンからきました。春乃志輝です。よろしく。」


…え、帰国子女?


ハハ、かっこいーな、おい。


顔もルックスも完璧。


転入試験でうちに入れたってことは、相当賢いんだろうし。


ハーフかクオーターなのか、少し外人っぽい雰囲気。


「と、ゆうことだ。春乃は本城のとなりな。窓際の一番後ろだ。」


春乃くんがこっちに近づいてきた。


さてと、なんてあいさつしようか。


「私、本城雅。これからよろしくね。春乃君。」

「………あぁ。」


んなっ!


反応うすっ!!


こんな美女に話しかけられてあんな態度とるなんて、、、


くっそう、こーなったら…


「なにかあったら、すぐにいってね。」

「………。」


って、おい。


今度はがん無視じゃないですか。


ムカッムカムカムカ!


なんなのよ。


もー知らない。

< 7 / 23 >

この作品をシェア

pagetop