ふたりのガーディアン
私達は順番にシャワーをいただいた。


男性陣の方が汗びっしょりだったので、私は三番目に入る事にした。


シャワーを待ってる間、みゆきさんが気さくに話しかけてくれて、私はおしゃべりを楽しんだ。


みゆきさんて、ちょっとさっちゃんに雰囲気が似ている気がする。


すごく話しやすくて、なんだかホッとする…。


「優月、お待たせ。入りなよ」


濡れた髪を揺らして、瀬名君がリビングに入って来た。


お風呂あがりの瀬名君って、いつも以上にセクシーだな。


なんでこんなに大人っぽいのかな。


ドキドキする…。




お風呂場へ行くと、浴室のあまりの広さに驚いてしまった。


1日中海岸にいたせいか、髪がゴワゴワしてる。


うーん。きしむー。


私は念入りに髪を洗った。


しっかり汗を流してお風呂場から出ると、蒼甫君のおじさんが帰って来ていた。


「おっ、優月ちゃん久しぶりだね」


「こんばんは。お邪魔してます」


「ゆっくりしてくれていいからね」


「はい。ありがとうございます」


おじさんは冬に会った時の数倍焼けているような気がする。


さすがプロのサーファーって感じだ。


「さあ、食事にしましょうか」
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