ふたりのガーディアン
今まで毎日のようにバイトしてたし、おじさん夫婦もいたからあんまり意識してなかったけど。


私、蒼甫君と瀬名君と同じ家で生活してるんだよね。


今さらながら、なんだかドキドキしてきちゃった。


「なあ、雨があがって来たぞ」


瀬名君の言葉に窓の外を見ると、いつの間にか晴れ間が広がっていた。


雨上がりの空って、どうしてこんなにキラキラして綺麗なんだろう?


「ねぇ。そこの目の前の砂浜まで散歩に行かない?」


私の提案に、二人の顔が明るくなる。


「いいねぇ。ちょっと息抜きしようか」


私達は玄関を出て、海へと向かった。

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