ふたりのガーディアン
土曜のショッピングモールは、夕方と言えどもかなり混雑していた。


瀬名君は何件かお店に入り、そのたびに流すようにスカートを見ていた。


しばらくそれを繰り返していた瀬名君だったけど、急に立ち止まって私に一枚のスカートを差し出した。


「これだな」


「えっ?」


瀬名君が私にあてがったのは、クリーム色のフリルのスカート。


「え?なんか短くない?」


「いいから、試着してみて」


う~ん。


こんなの履いたことないんだけど。


私はしぶしぶ試着室に入った。


ジーンズを脱ぎ、スカートに履き替える。


あ、よく見ると中はキュロットになってるんだ。


でも、やっぱり思ってた通り相当短い。


膝がこんなに出ちゃってるよ。


学校の制服のスカートも短いけど、それ以上じゃないの。


ど、どうしよう…。
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