ふたりのガーディアン
その日のスキーは終了し、夕食を食べた後はお風呂に入った。


普段使わない筋肉を使ったせいか足が筋肉痛になっていたけど、温泉に入ったおかげですっかり疲れが取れた。


一日目は移動とスキーで疲れてしまい、私の部屋の女の子達は、早めに就寝してしまった。


そして迎えた二日目。


今日はついにリフトに乗る日だ。


私は瀬名君と一緒に乗ることにした。


ドキドキしながら、リフトを待つ。


膝の後ろに当たったのでそっと腰掛けると、ふわっとスキー板が浮いてビックリした。


ずんずん登っていくリフト。


次第に高くなっていく。


下には滑っている同級生達。


周りを見渡すと、あたり一面が真っ白でキラキラしている。


「すごーい。綺麗ー」


ふと山の上の方を見ると、ものすごい傾斜になっている。


「瀬名君、あの斜面見てよ。すごい角度だね」


「上級者はあそこを滑るんだろうな」


あんなの滑れる静華ちゃん達って、すごいな…。
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