ふたりのガーディアン
「瀬名君が、これ以上やつれていくのを見たくないの。
私、瀬名君が心配なの。
どうしても心配なの。
ほうっておけない。
でも、でも好きなのは蒼甫君だよっ。
気持ちも揺れたりなんかしないから。
信じて…」
「……っ」
蒼甫君の顔が歪む。
こんなつらそうな顔をさせてるのは私だけど、言わずにはいられなかった。
「優月…。無理だよ。
もう無理なんだ。
前みたいになんて、戻れない。
だって瀬名は…。
瀬名は優月が好きだから…」
痛い…。
胸がズキズキする…。
どうしてこんなに痛いの?
「蒼甫…、違うよ。俺はもう」
「ウソつくなよ!好きなくせに」
ふと見ると、瀬名君は身体を起こしていた。
「好きなんだろ?優月が…」
蒼甫君が瀬名君をじっと見ている。
答えないで…。
そんな勝手な言葉が脳裏に浮かぶ。
だけど、それは放たれてしまった。
「あぁ、好きだよ」
私、瀬名君が心配なの。
どうしても心配なの。
ほうっておけない。
でも、でも好きなのは蒼甫君だよっ。
気持ちも揺れたりなんかしないから。
信じて…」
「……っ」
蒼甫君の顔が歪む。
こんなつらそうな顔をさせてるのは私だけど、言わずにはいられなかった。
「優月…。無理だよ。
もう無理なんだ。
前みたいになんて、戻れない。
だって瀬名は…。
瀬名は優月が好きだから…」
痛い…。
胸がズキズキする…。
どうしてこんなに痛いの?
「蒼甫…、違うよ。俺はもう」
「ウソつくなよ!好きなくせに」
ふと見ると、瀬名君は身体を起こしていた。
「好きなんだろ?優月が…」
蒼甫君が瀬名君をじっと見ている。
答えないで…。
そんな勝手な言葉が脳裏に浮かぶ。
だけど、それは放たれてしまった。
「あぁ、好きだよ」