ふたりのガーディアン
距離
そんな瀬名君との楽しい時間を過ごしたわずか二日後。
私はクラスの女の子二人に、中庭に呼び出されていた。
そのうちの一人は、この前教室で私の話をしていた子だ。
どうしよう。
なんだか胸騒ぎがする…。
「ねぇ、竹内さんと瀬名君って付き合ってるの?」
髪を綺麗にカールした女子が、私にぐっと詰め寄って来る。
「えっ?付き合ってないよ」
どうしてそんなことを聞くんだろう。
「あたし、見たんだよね。一昨日。
瀬名君と竹内さんが一緒にいるとこ」
えっ。一昨日?
ハッとした途端、ドクンと心臓が波打った。
「竹内さん、瀬名君と腕組んで歩いてたじゃん。
ああいうのってさ、デートって言うんじゃないの?」
あの時だ。
ヒールのパンプスを履いた時、歩くのが難しくて、瀬名君が腕を貸してくれたんだよね。
あれを見られたんだ…。
私はクラスの女の子二人に、中庭に呼び出されていた。
そのうちの一人は、この前教室で私の話をしていた子だ。
どうしよう。
なんだか胸騒ぎがする…。
「ねぇ、竹内さんと瀬名君って付き合ってるの?」
髪を綺麗にカールした女子が、私にぐっと詰め寄って来る。
「えっ?付き合ってないよ」
どうしてそんなことを聞くんだろう。
「あたし、見たんだよね。一昨日。
瀬名君と竹内さんが一緒にいるとこ」
えっ。一昨日?
ハッとした途端、ドクンと心臓が波打った。
「竹内さん、瀬名君と腕組んで歩いてたじゃん。
ああいうのってさ、デートって言うんじゃないの?」
あの時だ。
ヒールのパンプスを履いた時、歩くのが難しくて、瀬名君が腕を貸してくれたんだよね。
あれを見られたんだ…。