ふたりのガーディアン
カチャンと扉を開ける。


なつかしい瀬名君の部屋。


ちょうど2年ぶり…かな?


あんまり変わってないみたい。


あの時、私はここで蒼甫君と二人きりで話をしたんだ。


『優月は特別だ』


そう言ってくれたっけ。


なんだか遠い昔のようだな…。


「ふぅ」


瀬名君、エアコンつけてくれてる。


部屋がぽかぽかあったかい。


身体も温まったせいか、なんだか眠くなってきた。


瀬名君のベッドにそっと横になってみる。


なんだか瞼が重い。


眠ってしまいそう…。
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