シュシュ
6.薫子は・・・!!
バタンッ!!
勢いよく、実家の応接間を開ける。
・・・そして、ソファーに悠然と座っている兄、
星野 龍之介に向かって文句を言う。
「お兄ちゃん、急に、お見合いってなんなんですか?!」
私の怒声にも、龍之介は穏やかな微笑みを浮かべ、
私に答えを言う。
「薫子、お前は、星野建設の長女なんだ。
会社の為に、お見合いしてほしいと言っているんだよ」
「会社の為って・・・
星野建設は、お兄ちゃんが社長をしてるし、
会長には、お父様が就任してる。
何の問題もないんじゃないんですか?
だから私は安心して、西条株式会社に就職したんですよ。
それなのに、まだ入社して、ほんの1か月程しか経っていない。
そんな私に、お見合いなんて」
・・・そうなんです。
龍之介からの連絡は、夕方にあるお見合いに、
出席するようにと、理不尽な理由で、今ここにいる。
そのお見合いを断ろうと、仕方なく、ここに来たのだけど。
しかも、そのお見合いの理由が、
『会社の為』・・・なんて。
信じられない。
勢いよく、実家の応接間を開ける。
・・・そして、ソファーに悠然と座っている兄、
星野 龍之介に向かって文句を言う。
「お兄ちゃん、急に、お見合いってなんなんですか?!」
私の怒声にも、龍之介は穏やかな微笑みを浮かべ、
私に答えを言う。
「薫子、お前は、星野建設の長女なんだ。
会社の為に、お見合いしてほしいと言っているんだよ」
「会社の為って・・・
星野建設は、お兄ちゃんが社長をしてるし、
会長には、お父様が就任してる。
何の問題もないんじゃないんですか?
だから私は安心して、西条株式会社に就職したんですよ。
それなのに、まだ入社して、ほんの1か月程しか経っていない。
そんな私に、お見合いなんて」
・・・そうなんです。
龍之介からの連絡は、夕方にあるお見合いに、
出席するようにと、理不尽な理由で、今ここにいる。
そのお見合いを断ろうと、仕方なく、ここに来たのだけど。
しかも、そのお見合いの理由が、
『会社の為』・・・なんて。
信じられない。