シュシュ
どんよりした顔になった私を見て、

みっちゃんは慌てた。

「もう!そんな顔しないの!

話してみると、意外となんでもなかったりするし。

でも、一応と言う意味で、話しておいた方が、

いいと思っただけだから、そんなに深く考えないで?

おとぼけな薫子の頭で考えてると、・・・熱出るよ」


そう言ったみっちゃんは、

私の頭をグリグリと、強めに撫でた。

痛かったから、片目をつぶり、みっちゃんに抗議した。


「痛いよ、みっちゃん!」

「フフ、ゴメン、ゴメン」


「…相変わらず、2人で仲良く、ランチ?」

「あ、水野さん」

みっちゃんはニコニコとした顔で言った。

私は水野さんを見て、怪訝な顔をする。


みっちゃんに笑顔を向けていた水野さんだったが、

私の顔を見て苦笑いに変わる。


「会長から連絡貰ったよ。

来週の日曜日…宜しくね」

そう言った水野さんは、さっさとどこかへ消えて行った。

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