シュシュ
…ふと目に留まった時計。

もうすぐ一時になろうとしていた。

私は慌てて立ち上がると、


「ゴメン、もう行くね、先輩が待ってる」

「そうだったね…午後も頑張って」



「うん!みっちゃんも」

私は小走りでお盆を下げに行く。

人にぶつかりながら、必死に頭を下げながら・・・


その光景を見ていたみっちゃんに

笑われてる事も知らず・・・



「・・・ホント、憎めない子」

みっちゃんの呟く声・・・
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