シュシュ
7.恋人が浮気・・・?!
それが最後だった。
最後と言っても、今週最後に会った事が。だ。
取引先に向かった飛鳥さんは、そのまま、県外へ出張に出かけたから。
支社の視察だと言う・・・
会わない間に、今後の事を、じっくり考えなければ、
そう思った。
でも、そんなに事は簡単な事じゃなかった。
初めての恋、初めての恋愛。
私は何も知らなさすぎる・・・
今後、どうしたらいいのか、全く思い浮かんでこないのだ。
気が付けば、あの人との約束の日曜日がやってきていた。
マンションには、お母様と、龍之介が、私の迎えに来ていた。
「準備は出来たのか?…まだ全然じゃないか?
さっさとしろよ。約束は約束なんだから、時間に遅れるわけには
いかないんだぞ?」
龍之介がため息交じりに言う。
「・・・ごめんなさい、もう少しで出来るから」
私は慌てて、準備をした。
「・・・薫子、何か悩み事?いつもと、全然表情が違うわねぇ」
準備をする横で、お母様がのんびりとした口調で言った。
…どんな時も、この口調は変わらない。
天然だけど、子供たちの変化には、すぐに気が付く、
いいお母さんなのだが。
最後と言っても、今週最後に会った事が。だ。
取引先に向かった飛鳥さんは、そのまま、県外へ出張に出かけたから。
支社の視察だと言う・・・
会わない間に、今後の事を、じっくり考えなければ、
そう思った。
でも、そんなに事は簡単な事じゃなかった。
初めての恋、初めての恋愛。
私は何も知らなさすぎる・・・
今後、どうしたらいいのか、全く思い浮かんでこないのだ。
気が付けば、あの人との約束の日曜日がやってきていた。
マンションには、お母様と、龍之介が、私の迎えに来ていた。
「準備は出来たのか?…まだ全然じゃないか?
さっさとしろよ。約束は約束なんだから、時間に遅れるわけには
いかないんだぞ?」
龍之介がため息交じりに言う。
「・・・ごめんなさい、もう少しで出来るから」
私は慌てて、準備をした。
「・・・薫子、何か悩み事?いつもと、全然表情が違うわねぇ」
準備をする横で、お母様がのんびりとした口調で言った。
…どんな時も、この口調は変わらない。
天然だけど、子供たちの変化には、すぐに気が付く、
いいお母さんなのだが。