シュシュ
玲子さんの言葉に、思わず頬を触る。

それを見た玲子さんは吹き出した。


「言葉のあやよ・・・

本当に書いてあるわけないじゃない」


「///!!」

玲子さんの言葉に、真っ赤になる。


「薫子ちゃんて、天然?」


「…天然?・・・」

そう言えば、よく友達に言われるかも。


「ほらほら、早く行っておいで!

薫子ちゃんが返ってきたら、交代するから」


玲子さんに背中を押され、私は渋々席を立ちあがり、

社食に向かった。

・・・さっきから、たくさんの人に見られているのは、

気のせいだろうか?

なんだか、視線が痛い・・・


「薫子!」

「・・・あ、みっちゃん」

みっちゃん…それは私の大学の時の友達、

鈴木 美海(みう)同じく22歳。


運良く、仲良し二人組は同じ会社に就職できた。

みっちゃんは、経理課なんだけど。
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