シュシュ
「そっか…じゃあ、今度は、

会えなくなってこの2か月間。

薫子はどんな気持ちになった?」


「・・・飛鳥さんが心配だった」


「・・・それから?」


「会えなくて、寂しかった」


「そう…もし、今ここに飛鳥さんがいたら、

何を一番してほしい?」


「…抱きしめてもらいたい。

それで、私を見て笑ってもらいたい」


「じゃあ逆に、薫子は飛鳥さんに何をしてあげたい?」


「お料理をするって約束してるから、

美味しいご飯を作ってあげたい・・・

疲れてる飛鳥さんを癒してあげたい」



「フフ…じゃあさ、もしその相手が、水野さんだったら?」

「む!無理、無理、無理!

そんな事これっぽっちも思わないよ・・・

飛鳥さんは特別って言うか・・・」


「薫子、それだよ」


「・・・え?」


「その人だけが特別って事。

それが好きだってこと、薫子は、飛鳥さんに恋してるんだよ」


「・・・あ」

そうか、・・・そうなんだ。
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